前後の脈絡はなにもないが、この週末をすごしたミネアポリスという都市のことを書くことにする。
基礎知識
ミネアポリスはアメリカの北のほうにあるミネソタ州の都市である。日本人にはあまり馴染みがない都市だったが、昨年夏に起きた橋の崩落事故のおかげで 有名になった。ほかには留学関係でも知られているし、ノースウェスト空港のハブ空港(ミネアポリス・セントポール空港)もあるためここで乗り換えたことのある人もいるかもしれない。
気温
私が訪問した時期のせいもあるが、地元の人が口を揃えて言うのは気温のことだ。2月の中ごろまでは最高気温が-10℃以下は普通のこと。幸か不幸か私が訪問した週末は特別で、金曜日までの最高気温が-10℃以下だったのに対し、土曜日と日曜日は0℃まで上がった。
かといって一年中寒いわけではなく、春は10℃、夏は30℃にもなるらしい。
地元の人はみな厚手のコートを着て重装備をしているのかと思っていたらそういうこともなく、慣れているのだろう、軽装の人が多かった。ミニスカートの人もいたのには驚いたが。
街の様子。雪はそれほど積もっていない。
華氏マイナス20度(摂氏マイナス30度のこと)になったら長ズボンをはこう。ビール会社の広告。
交通
市内の公共交通機関はバスが中心(だが観光客が乗りこなすのは無理だと言われた)。ダウンタウンと空港を結ぶ路面電車もあるが、これも観光客にはあまり役立たないし、空港の往復はタクシーが普通らしい。
ダウンタウンはそれほど大きくないので徒歩で移動ができる。ビル間をスカイウェイと呼ばれるガラス張りの陸橋のような通路が網羅しているため、厚着することなく他のビルへと訪問ができる(曲がりくねっているので道路を歩くのに比べて時間は倍くらいかかる)。
アメリカでは大都市にしかいない流しのタクシーもたくさんいた。
スカイウェイの外と内
治安
ホテルのあるダウンタウン地区については、治安はとても良さそうだった。夜10時以降でも人は普通に通りを歩いているし、治安の悪さの指標となる落書きも見なかった。
食べ物
名物料理というもの特にはないらしい。街を歩くとアメリカ料理・イタリア料理・メキシコ料理などなどのレストランがバランスよくあるようだった。中華料理店は見なかった。日本料理屋はやたらとあったが、Ichiban Steak House(一番ステーキ)やTemple Restaurant and Shinto Lounge(寺と神道)などなので、「正しい」日本料理がでてくるかどうかはわからない。これはミネアポリスの問題ではなく、アメリカ全体でこんな感じだけれど。
観光
郊外に行くと滝がある。あと美術館。車で1時間のところにカジノもあるそうだ。
空港の近所にあるMall of Americaというショッピングモールが全米最大だというので行ってみた。たしかに大きい。フロアをゆっくり一周したら1時間かかった。同じようなモールはアメリカのあちこちにあるし、ただ大きいだけで有名になっているという話もあるが、空港に向かう前にちょっとのぞいてみるくらいの価値はあると思う。モールの中に遊園地もある。
銃持ち込み禁止
銀行、ホテルやレストランの前に「銃は持ち込み禁止です」という看板があった。アメリカ中部に来たぞという気持ちになる。
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