2007年11月27日火曜日

Perl Survey 2007

Charsbarさんが先にまとめておられるが、Perl Survey 2007というアンケートの結果が先日発表された。

結果は生データで配布されており、いろいろな人が分析結果を公開している。

Jason Porrittその1

「アンケートに答えたPerlプログラマの平均年収は米国平均で980万円。英国平均だと890万円。そのうちプログラミングの中でPerlを8割以上使うと答えた人に絞って年収を平均すると、米国で1000万円、英国で940万円」(Mint注:1ドルを116円20銭で換算。アンケート期間半ばの8月31日付のレート)。

微妙な差ともいえようが、米・英・豪・独・カナダの5か国すべてでPerlの使用率が高いほど収入が高いのは面白い。

Jason Porrittその2

「アメリカのPerlモンガーズグループメンバーの平均的な像は、36歳男、Perl歴9年、プログラミング歴18年」

日本のグループよりだいぶ平均年齢が高い。NY.pmを見る限り納得できる結果である。

「Perlモンガーズに所属している人はそれ以外の人に比べて8%収入が多い」

これは少し冗談っぽいトーンで語られているけれど、Perlモンガーズが都市部に多いからだろうか。同じような統計はまだできそうだ。だれかやらないかな。

Chris Lansdown

最初の図は年齢と収入の関係。年齢に応じて収入が上がるのは40歳くらいまでらしい。

次の図はプログラミング歴とPerlの使用率の相関を示した図。プログラミング歴が7年から10年あたりの層がPerlを使用してプログラミングを行うことが多いようだ。CGIブームでPerlを始めた人がPerlを使い続けているということなのかな。

アンケートの主催者はまた来年も行う予定だそうなので、来年こそは回答します(すみません忘れてました)。

2007年11月18日日曜日

シリコンバレーツアー

シリコンバレーで働いてみたい日本人のためのシリコンバレーツアーというものがあるらしい。私自身はシリコンバレーで働こうと思ったことはないし、アメリカで働こうと本気で思っている日本人は直接企業にコンタクトしたほうが早いぞ、なんて思ったりもするが、「アメリカで働いてみたいけどどうしたらいいかわからない」と漠然と考えている人の良いとっかかりにはなるのだろう。

私が胸を打たれたのは主催者の熱意である。金銭的利益にもならなさそうだし、パネリストを(たぶん)手弁当で集め、さらにそれを毎年行うというのはなかなかできないことだ。素直に敬意を表したい。ニューヨークの日本人俳優たちもそういうことをしたらいいのではないかと思ったり。

ただ、このシリコンバレーツアー。一つだけ腑に落ちないことがある。30歳までという年齢制限があるというのはいかがなものか。チャンスが平等に与えられる(ことが少なくとも建前の)この国において、年齢だけを理由に門前払いするのはどうかと思う。せめて参加希望の動機を聞いて考えてあげればいいだろうに。選考の結果、結果的に30代が全部落とされたとしても、門前払いよりはずっといい。

ともあれ、アメリカ西海岸。一度住んでみたいなあ。


(11月25日追記)

今回は年齢制限をなくすそうです。コメント欄をご参照ください。

2007年11月13日火曜日

旅行者のためのフランクフルト・インターネット利用ガイド

ネットカフェ

フランクフルト中央駅(Hauptbahnhof)の中とその周辺にネットカフェが数軒ある。1ユーロ(160円)で30分くらいが相場である。窓の大きい明るいところが多いので、外から見て好みで決めるとよいだろう。日本語IMEの使えるところも少しある(中央駅を正面から出てすぐ右にある店が使えた)が、Ajax IMESumibi.orgを覚えておけば日本語の環境が整備されていなくてもそれほど困らない。

キーボード

知っていてもはまるのがキーの配列である。Äやßは別に使わなくてもいいので無視していいけれど、YとZが入れ替わっているのは本当に不便である。その他§などの見慣れない記号もキーボードにあるし、ユーロの国ゆえ€もキーボード上にある。#は右端にある。

電源関係

ドイツのコンセントは2個丸い穴があるタイプで(地域により若干異なる)、ラップトップPCを使おうと思ったら電源を変換するアダプタが必要となる。高級ホテルならアダプタを貸してくれることだろうが、フランクフルトでは電器店を見たことがないので格安ホテルに泊まる場合は日本から持っていくのがよいと思う。

2007年11月12日月曜日

旅行者のためのロンドン・インターネット利用ガイド

突然ではあるが、忘れないうちにロンドンのネット環境のことを書いておきたい。

ネットカフェ

漫画喫茶があちこちにある東京とは違い、ロンドンのインターネットカフェは数が限られる。とはいえ、旅行者の多いPiccadilly CircusやLeicester Squareのあたりでは交差点ごとにあるといっても過言ではないほど密集している。人通りが多くても観光客の少ないエリアにはまったくなく、Bank(これ駅名です)でネット接続が必要になったときはまったく店が見つからずに難儀した。

値段であるが、1ポンド(240円程度)で15分から30分くらいである。空港では2ポンド15分というひどい値段だった。

PCのついた公衆電話

おすすめしない。キーボードとマウスが壊れていることがままあるし(おまけにコインを入れてから壊れていることがわかる)、メールか妙な専用ブラウザのみの利用となる。日本語の入力はおろか表示もままならない。どうしてもネットカフェが見つからなかったときにはお試しください。

日本語入力

私が試した限りでは、半数以上のネットカフェで日本語が入力できた。もし日本語に対応していなかった場合は、日本語変換の無料サイトをおすすめする。ロンドンに限った話ではないが、海外で日本語を入力するときにこの二つははずせない。

Ajax IME
Sumibi.org

電源関係

イギリスのコンセントは3個穴があるタイプで、ラップトップPCを使おうと思ったら電源を変換するアダプタが必要となる。高級ホテルならアダプタを貸してくれることだろうが、格安ホテルに泊まる場合は現地調達が意外と面倒なので日本から持っていくのがよいと思う(成田空港で買っても1000円しないはず)。もしPCが240Vに対応していなければ変圧器も必要(数千円)。

2007年11月6日火曜日

旅の計画

アメリカに住むことのメリットを挙げろと言われたらすぐ頭に浮かぶのがヨーロッパへの距離である。たとえば日本から西ヨーロッパに飛行機で行くとすれば12時間以上かかる上、時差もきつい。ニューヨークからだと6時間程度だ。そういうわけで一年に一度はヨーロッパに行くことにしている。

今年は秋にイギリスとドイツに行ったのでしばらくおとなしくしていようと思っていたが、パリ市内のアパート(アパルトマン)を安く借りられる話が舞い込んできた。フランス料理はあまり食べつけないがフランスのデザートは好きだ。2週間の旅行をすることに決めた。

アパートは旅程の3分の1ににとどめ、もう3分の1はホテルをとった。あとの3分の1はまだ決めていないが、パリから出てフランスの他の都市か、ベルギーかなにか近隣の国へ行ってもいいと思う。

ともあれ、旅は計画段階が一番楽しい。